世田谷区桜新町で歯科・歯医者をお探しなら

〒154-0015 東京都世田谷区桜新町1-12-9 シノザワビル2階

診療時間
9:30~13:00
14:00~18:00

休診日:木曜・日曜・祝日

ご予約・お問合せはこちらへ

03-6804-4629

当院の虫歯治療

患者さまの痛みに配慮した虫歯治療

当院では麻酔時の痛みが少なくなるよう、注射の打ち方を工夫しています。具体的には、注射の針が刺さる際の痛みを少なくするために、歯ぐきに塗るタイプの「表面麻酔」を塗布。あらかじめ歯ぐきに麻酔がかかり、注射を打ったときの「チクッ」という痛みを軽減できます。

また、注射針は細ければ細いほど刺す際の痛みが少なくなることから、一番細いものを採用。麻酔液を注入する際は、時間をかけて少しずつ行います。少量ずつゆっくり注入していくと、身体への刺激が少なくなり、痛みを感じにくくできるからです。

さらに麻酔液の温度への配慮も忘れません。麻酔液と体温の間に温度差があると、刺激や痛みを感じやすくなるため、体温と同じくらいまで温めた上で使用。これにより、患者さまが感じる痛みを軽くできるよう努めています。

そのほか、麻酔注射時に針を刺す位置や、処置にかける時間などにも気を配り、しっかりと時間をおいて十分に麻酔が効いてから治療を開始するようにしています。

なるべく削らないMI治療を実践

人間の歯は、一度削ってしまったら元に戻ることはありません。治療のために何度も繰り返し削っていると、健康な歯の組織はどんどんなくなっていきます。

つまり、生まれ持った歯を長持ちさせるには、なるべく削らないほうが良いのです。どれだけ歯科の治療技術が進歩しても、自分自身の天然の歯に勝るものはありません。

そこで私どもは、虫歯に侵されていない健康な歯の組織をなるべく削らず、虫歯の部分だけを削る「MI治療(ミニマルインターベンション)」に取り組んでいます。MI治療は、削るべき場所をしっかりと把握して、必要な部分だけを削る治療方法です。これにより、対症療法的な「とりあえずの治療」ではなく、できるだけ歯を削らない「歯を守る治療」を目指しています。

歯を削る際は、患部を拡大して確認できる歯科用の顕微鏡「マイクロスコープ」を必要に応じて活用します。これを使うとより精密な処置ができるため、必要以上に歯を削り過ぎることがありません。歯科医院によっては、こういった機器を自費診療専用としているところもありますが、当院では保険診療の場合でも使っています。

歯のどの部分を削るべきかという判断には、「う蝕検知液」を使用。この薬剤は虫歯に侵された部分だけを識別できるお薬で、健康な箇所まで削ってしまうのを防止できます。さらに、虫歯の治療後に入れる詰め物や被せ物も、虫歯が再発しにくい、歯にフィットするものをお作りするよう注力し、一切の妥協はいたしません。

MTAセメントを使用したなるべく神経を取らない治療

虫歯の治療で神経を取ってしまうと、歯に栄養が届かなくなるため、枯れ木のように折れたり欠けたりしやすくなるのが難題です。もちろん虫歯の進行具合にもよりますが、歯の寿命を延ばすという観点から言うと、できるだけ神経を取らないことが望ましいと言えます。

そのため当院では、患者さまのご希望に応じ「MTAセメント」と呼ばれる薬剤を使用します。これは炎症を起こす原因を殺菌し、神経を保護できる薬剤です。これまではこの処置に「水酸化カルシウム」を使うことが多かったのですが、MTAセメントはそれに比べ、以下の点で優れています。

  • 封鎖性が高く、隙間ができにくいため、新たな細菌が入り込みにくい
  • 歯の根っこへの強い接着性がある
  • 歯の組織になじみやすいので身体に優しい
  • 歯と一体化し、再石灰化(歯の修復作用)が起こりやすい
  • 殺菌作用がある

MTAセメントには高い殺菌力や神経の保護、炎症を抑えるなどの作用があり、虫歯菌を無菌化することが可能です。虫歯が大きく病巣が神経に近い場合でも、MTAセメントで保護すれば、歯の修復を促して神経を取らずに治療できる可能性が高くなります。

歯を長持ちさせる精密な根管治療

虫歯が重症化し、神経(歯髄)にまで病巣が達した場合は、「根管治療」という歯の神経の治療をする必要があります。「根管」とは、歯の根っこにある神経が入っている管のことです。

この根管治療は、治療をしてもなかなか痛みが治まらなかったり、一度治療を終えても再発して再治療を繰り返したりするケースが多い難しい治療です。その主な原因として、「治療に十分な時間をかけられなかったために病巣を取り残した」「治療中に細菌感染を起こしてしまった」などが挙げられます。

虫歯の再発や重症化を防ぐには、根管に入り込んだ病巣をどれだけキレイに取り除けるかにかかっています。病巣をキレイに除去するには、歯科医師が神経を集中し、手間を惜しまず丁寧な治療をすることが必要です。

そこで私どもは、繊細で精密な根管治療を行うため、必要に応じてマイクロスコープを使用しています。このマイクロスコープの保有率は、日本の歯科医院では3~4%に過ぎません。当院はこうした最新の医療機器を積極的に導入し、再発しにくい根管治療に取り組むことで、患者さまの歯を少しでも長持ちさせられるよう努めています。

精密な根管治療のために

治療に際し私どもが取り組んでいるのは、マイクロスコープの活用だけではありません。根管内部の病巣を取り除くには、「ファイル」と呼ばれる道具を使用しますが、中でも安価なステンレス製のものを用いるのが一般的です。

しかし根管の中は細く、曲がりくねっている場合が少なくありません。曲がっている根管だと、まっすぐなものに比べ、病巣を取り除くのが非常に困難です。ステンレス製のファイルは硬いため、根管の内部では曲がりづらく、うまく機能せずに病巣を取り残してしまう恐れがあります。

そこで当院では、「ニッケルチタン」という金属でできた、よく曲がるファイルを導入。ステンレス製のものに比べると、ニッケルチタン製は高価ですが、柔軟性があるので複雑な形の根管でもしっかり治療できます。

治療名:MTAセメント治療
治療の説明:高い殺菌作用と封鎖性のあるMTAセメントにより、歯の神経を保護することのできる虫歯治療法です(状態によっては適応できない場合もあります)。
治療の期間・回数:1回
リスクや副作用:まれに治療後に炎症が生じ、神経を抜く治療が必要になる場合もあります。治療直後に歯がしみる可能性があります(次第に症状は軽減・消失します)。
費用:
11,000円(税込) ※自費診療となります。

虫歯治療の流れ

虫歯の検査

検査器具やレントゲンで、虫歯の進行度合いを調べます。

治療計画の説明

虫歯がどんな状態なのかをご説明し、治療計画をご案内します。

虫歯の部分を取り除く

虫歯の病巣を取り除きます。歯の神経まで虫歯が達している場合は、神経の治療も行います。

詰め物や被せ物を装着

虫歯の進行度合いや大きさに応じて、詰め物や被せ物を装着します。

再発予防

虫歯を再発させないために、定期検診や歯のクリーニングを受けることをおすすめします。

検診・歯石取り・歯のクリーニング・フッ素塗布などもご予約いただけます。3か月先のご予約もお気軽にどうぞ。

03-6804-4629

診療時間

 
午前
午後

午前:9:30~13:00
午後:14:00~18:00

休診日:木曜・日曜・祝日

03-6804-4629

〒154-0015
東京都世田谷区桜新町1-12-9 シノザワビル2階
東急田園都市線「桜新町駅」西口・南口より徒歩1分